Interview case.02
時代のニーズも考え
技術を継承していく
平成19年入社
工事部次長
基幹技能士
一級建築板金技能士
一級防水施工技能士
児玉 壘
KODAMA RUI
Interview case.02
時代のニーズも考え
技術を継承していく
平成19年入社
工事部次長
基幹技能士
一級建築板金技能士
一級防水施工技能士
児玉 壘
KODAMA RUI
ー 入社のきっかけは何でしたか?
以前は松浦板金工業所から仕事を請けていた会社に勤めていましたが、現在は移籍しました。前職では毎日同じ作業を繰り返すことが多かったのですが、今の仕事では鉄骨、木造、コンクリートといった多種多様な現場に携わることができるので、飽きることがありません。
特に、神社仏閣関係の仕事は建築の最高峰であり、究極の施工と考えています。この会社にはそうした施工に関わる機会があります。これらの仕事は限られた人にしか経験できないものですし、私も良い経験を積むことができています。
ー 日々どのようなお仕事をされていますか?
防水工事や外壁工事から施工の全体管理まで、幅広い業務をオールマイティに担当しています。現在、業界に入ってから24年目になります(2023年時点)。長い間この仕事を続けてきましたが、私にとってはずっと学びの過程であり続けています。
例えば、機械の導入や手作業の削減など、作業工程は変化が進んでいます。しかし屋根工事においても、現場ごとに異なる形状があるので、鉄板や銅板を手で伸ばしたり曲げたりして加工する技術力が必要です。そういった職人の技術は減少している傾向がありますが、神社仏閣を含む歴史的な建築物の修復には、当時の技術や知識が必要です。技術の継承と伝承は重要で、次世代に引き継いでいくためには、私たちの教育方法も課題だと感じています。
ー 職場の雰囲気を教えてください。
板金部と金物部が存在し、金物の加工工場では装飾や部品を製作しています。そして、その仕上がったものを現場のメンバーが丁寧に設置するため、密な連携が不可欠です。現場では、業務に合わせて柔軟に人員を調整しながら作業に取り組んでいるため、特定の班分けは行わず、全員が協力し合って進めています。どの仕事においても、チームワークが非常に重要な要素となっており、仕事中や休憩時間でもみんなが楽しく会話を交わしています。
ー お仕事のやりがいは何ですか?
主に屋根や外壁の仕上げ工事に携わっていて、自分が関わった作業が目に見える形で残るという特徴があります。これらの箇所は常に人の目に触れる場所ですし、注意を怠ることができません。しかしその分、達成感も大きいです。
うちの会社では、何平米の倉庫から始まり、公共工事や一般住宅など、さまざまな規模の施工に取り組んでいます。それによって、大小さまざまな仕事に関わる機会があるので、都度やりがいを感じることができます。
ー 松浦板金工業所には、
どんな人が向いていると思いますか?
ものづくりに興味があり、物や形に残すことに喜びを感じる方にとって、この仕事はぴったりだと思います。働く環境も年々改善されており、やりがいや達成感も非常に高いです。作業中はもちろん楽しく取り組めますが、特に完成した製品を見た時には感動が湧いてきます。その喜びをぜひ味わっていただきたいです。
ー 求職者の方へメッセージをお願いします。
言葉にするのは難しいですが、実際に現場に出て経験し、目で見て耳で聞くことで初めて理解できることがたくさんあります。この仕事には言葉では表現しきれない感覚が存在します。そのような気持ちややりがい、そして達成感も一緒に味わってもらえたら嬉しいです。
また、昔は業界全体で「3K」と言われることがありましたが、現在はそういった状況はありません。休暇の取得がしやすくなったり、働く環境もどんどん改善されているので、自信を持って良い環境ですって言えます。あと、職人の世界には怖いイメージがあるかもしれませんが、当社では異なる世代の方々が一緒に働いていますが、みんな若い人たちの視点を大切にして時代に適した考え方を意識しています。だから、みんな怖くないよって伝えたいですね(笑)。