板金屋根の施工は、ハンマー、つかみ、ハサミの「3丁道具」があれば可能であると言われています。その3つしか無い道具で、いかに綺麗に仕上げられるかが「技術」です。
素材にしても、昔は一枚ものの資材などありませんでしたので、工場で手折で加工した板を、3丁道具を駆使して1枚1枚貼っていき完成させていました。私たちの仕事も、原板を手で加工していた当時の技術を基本としながら、今に続いています。
技術の承継、発展、受容
Skill succession, development and acceptance
私たちは住宅から工場と広い分野の施工を承っていますが、神社仏閣関係のご依頼もいただいております。
限られた人員にしか降りてこないこの仕事は、建築の最高峰・極みだと誇りに思っております。
昨今、所謂職人技と呼ばれるものはだんだんと減っていき、あらゆる分野で機械化が進んでいます。
便利になることは素晴らしいことですが、同時に昔の技術を後世に伝えていく事もとても重要です。
神社仏閣をはじめ、昔の建築物は特有の技や工夫が施されており、その修繕には当時の技術が求められます。
どんなに便利な世の中であっても、長い歴史を重ねてきたものに対して、当時の技なくして完成はしません。
私たちは、新しい施工方法を習得しながらも、古くから伝わる先人達の知恵・工夫・技術を無くしてはならないのです。
道具を駆使し技を磨く。
それははるか昔から受け継いできた、人から人へ繋いできたものです。
これからの未来にも残したい大切な事柄ですが、新しい世代へ継承していくことは簡単ではありません。
知識と技術と共に、古くからの伝統や基盤となっているもの、今までの職人に対して敬意を持つその気持ちも、引き継いでいかなくてはなりません。
90年近く続いている私たちの技術は、これまでも、そしてこれからも、
変わらずに高みを目指し継承していきます。
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